三浦大知:日语音乐能够更多地被世界听到就好了

2022-07-07 04:34:55


三浦大知が、3月にベストアルバム『BEST』をリリースした。昨年は様々なテレビやメディアに登場し、2018年に入ってからは2月に日本武道館2days公演を大成功させるなど、より広く世間から注目される存在となった三浦。2005年のソロデビューシングル「Keep It Goin’ On」から最新曲「DIVE!」まで、これまでのキャリアが網羅された同作品は三浦大知にとってどんな意味を持つのか。ソロデビューからの13年の歴史を辿りながら、エンターテイナーとしてのこれまでとこれからについて聞いた。

三浦大知于2018年3月发布了自己的精选专辑《BEST》。三浦去年在各种各样的电视节目及媒体中出现,进入2018年后,2月在日本武道馆举办的两天公演也取得了巨大成功,成为了为更为广泛的人所关注的存在。从2005年的solo出道单曲《Keep It Goin’ On》到最新单曲《DIVE!》,网罗了至今为止职业生涯全部的这一作品对于三浦大知来说拥有怎样的意义呢?让我们一边追溯着从他solo出道至今为止13年的历史,一边听他讲述作为艺人的“至今为止”和“从今以后”吧。



「素の自分を見せられる方がかっこいい」

“能够展现自己最朴实一面的人很帅气”


ーーこれまでの全シングルが収録された『BEST』ですが、改めてご自身のソロとしてのキャリアを振り返ってみてどんな印象をお持ちですか? 長かった、あっという間だった、など思うところを教えてください。

——收录了至今为止全部单曲的《BEST》,重新回首自己solo的这段时期,你有什么印象吗?比如,很长、一转眼的功夫等?


三浦:過去の曲の並びを見直すと「いろいろやってきたなー」と感じる部分もあるのでそういう意味では長かったとも思いますし、一方では一年一年がすごく充実していたのであっという間だったなという印象もあります。一番強く思うのは、「やっていることは今と昔で変わっていないんだな」ということですね。自分がいいなと思ったことを、三浦大知というチームとしてひとつずつ実現してここまで来ました。そうやってやり続けてこれたことをすごくありがたく思っています。

三浦:把过去的曲子都摆出来重新一看,有种“我真是唱了不少歌啊……”的感觉,所以从这个角度来说觉得时间很长,另一方面,一年一年过得特别充实,所以也有真是一转眼的功夫的感觉。最强烈的想法是“我现在在做的事情和以前没有变化呢”。将自己觉得好的东西,通过三浦大知这个团队一一实现了,走到了今天这一步。这样坚持到了今天,对此我真的非常感激。


ーーFolderでの活動を経てソロとして改めて「Keep It Goin’ On」でデビューされたのが2005年ですね。もう13年も前のことですが、その頃の心境を少し思い出していただければ。

——经过在Folder当中的活动,以solo的身份重新用《Keep It Goin’ On》出道是2005年吧。已经是13年前的事情了,你能稍微想起一些当初的心境吗?


三浦:「また歌えるんだ」っていう喜びがとにかく大きかったですね。曲のタイトルどおり、「またここからやり続けていくぞ」と希望を感じていました。

三浦:总之特别高兴“又可以唱歌了”。就像歌曲的题目一样,能够感受到“再一次从这里坚持走下去”的心情和希望。



ーー「この先こうなりたい」みたいなビジョンは当時お持ちでしたか?

——当初有“将来我要成为这样”的想象吗?


三浦:「あそこでライブをやってみたい」とかっていう願望はいろいろありましたけど、「ビジョン」とか「遠い未来の目標」とかそういうのはなかったですね。先のことを考えるよりも、目の前の小さなことを積み重ねていくのが大事だと思っていました。その考え方は今でも変わっていないんですけど……当時から今まで自分の思いの根底にあるのは、「オリジナルな存在になりたい」というのと、あとは「誰かにとっての気づきになるようなエンターテインメントを作りたい」ということですね。そういう気持ちを軸にして、その時々で何ができるかを模索してきて今に至る、という感じです。

三浦:像是“我想在那里举行演唱会”这样的愿望是有很多的,但是像“蓝图”、“遥远的未来的目标”之类的是没有的。我认为相比较于考虑未来的事情,将眼前的小事一点一点积累起来更为重要。这种想法至今仍未改变……从当时开始至今,在我内心深处的是“想要成为原创性的存在”、还有就是“想要创造出能让一些人关注到的娱乐”这两种想法。以这种心情为中心,时常摸索自己能够做什么,直至今日。


ーー今もお話いただいたとおりデビュー時から今まで一貫した考え方で活動されているかと思いますが、『BEST』の収録曲に目を向けると、「music」を始めとした『FEVER』の収録曲あたりから肩の力が抜けてきているような印象を受けました。もしこのあたりでの心境の変化などあれば教えていただけますか。

——现在也像刚才所说的那样从出道的时候开始一直贯彻着同样的想法活动着,把目光转向《BEST》的收录曲,从以“music”为首的《FEVER》的收录曲时期开始就给人一种放松了的印象。也许这个时期心境上有什么变化了吗?


三浦:『FEVER』の頃は、年齢的にも30歳に近づいていく中で、変にかっこつけるよりもナチュラルな感じの方がかっこいいんじゃないかなと思うようになってきたタイミングだったかもしれないですね。

三浦:《FEVER》的时候,我的年龄快要到30岁了,那时也许正好是觉得相较于做一些奇怪的姿势耍帅,自然的感觉让人觉得更帅气的时候。


ーー『FEVER』が出た翌年の2016年に、『トットてれび』(NHK総合)にチャップリン役で出演されていたじゃないですか。あれ、すごく面白かったのでいまだに録画してあるんですけど。チャップリンもそうですし、去年は『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)もありましたし、この前は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でノリツッコミみたいなことをさせられていましたが……。

——《FEVER》发行的第二年·2016年,在《小豆豆电视台》(NHK综合)当中不是饰演了卓别林一角嘛。那个十分有趣,我到现在还有它的录像。卓别林是如此,去年的《めちゃ×2イケてるッ!》(富士电视台)也是如此,在这之前《Music Station》(朝日电视台)当中也让做顺势吐槽……。


三浦:あれは……本当にどうしたものかと思いました(笑)。『Mステ』でこんなことさせられるのかと(笑)。

三浦:那个啊……真的是怎么办才好啊(笑)。难道要在《Music Station》被要求做这样的事吗(笑)。



ーー単にメディアでそういう企画が多くなっただけというタイミングの話もあるとは思いますが、最近は今お話にあったような「かっこつけすぎない三浦大知」を見せる機会が増えてきていますね。

——我想有一部分原因是现在媒体恰好是这种企划变得多起来的时期,但是最近就像刚才所说的那样展现出“不过分耍帅的三浦大知”的机会变得多了起来呢。


三浦:素の自分を見せられる方がかっこいい、みたいなモードには間違いなくなってきていると思います。あとは先輩方の影響もあると思いますね。たとえば(笑福亭)鶴瓶さんとか、あんなキャリアのある方なのに誰に対しても壁を作らないんですよね。あの感じは本当に粋だと思うし、ああいうふうになりたいというのはすごくあります。

三浦:我想我现在毫无疑问地是处于“能够展现出自己最朴实的一面更加帅气”的模式。还有就是受到前辈的影响。比如(笑福亭)鹤瓶桑,明明是资历那么深的前辈,却对谁都那么亲切。我觉得那样的感觉真的很潇洒,想要成为想那样的人的愿望十分强烈。


「“報われない”と思ったことがない」

“从没想过‘没有得到回报’”


ーー今回のベスト盤には新曲「DIVE!」も収録されています。ダンサブルなこの曲を聴かせていただいて、「みんなが考える三浦大知」を体現している楽曲だなと思いました。

——这次在精选盘当中还收录了新曲《DIVE!》。听了这首让人不禁舞动起来的歌曲,让人觉得真是一首体现了“大家所认为的三浦大知”的乐曲啊。


三浦:はい、まさにそこを目指しました。「DIVE!」は「ベスト盤を経ての三浦大知の次の一手」ではなくて、「ベスト盤に収録されている楽曲と並んだときに違和感のない新曲」をイメージして作ったものです。これまで積み重ねてきたものの延長線上にある、つまり「三浦大知っぽい」感触がある、でも今まで聴いたことがない、そういうバランスを開拓できたら面白いなと思っていました。

三浦:是的,我正是以这个为目标。《DIVE!》不是“经历了精选盘之后的三浦大知的下一招”,而是“与精选盘中收录的歌曲排列在一起时毫无违和感的新曲”,以这样的想法制作的。是位于至今为止积累的东西的延长线上的,也就是具有“三浦大知风格”感觉的、但是至今为止却从未听过的(歌曲),我想若是能够开拓这样的平衡感的话将会十分有趣。



ーー「三浦大知っぽい表現」というのを三浦さんがあえて言語化するとどういうものになりますか?

——若是硬要三浦桑用语言来描述一下“三浦大知风格的表现”的话究竟是什么呢?


三浦:そうだな……「音から動きが見えるもの」じゃないですかね。曲を聴いたときにダンスがイメージできる、そういう音楽が三浦大知らしいものなのかなと。

三浦:这样啊……大概是“能从声音当中看到动作”吧。听到歌曲的时候能够想象到舞蹈,这样的音乐是有三浦大知风格的歌曲。


ーー「DIVE!」の歌詞には<向かい風><追い風>という表現がありますよね。これに関連してお聞きしたいんですが、三浦さんはこれまでの活動の中で「向かい風」のようなものを感じてしんどかった時期はありましたか?

——《DIVE!》的歌词当中有着“迎面逆风”、“顺风”的表现形式。我想请问一些与此相关联的事,三浦桑在至今为止的活动中有过感受到如“迎面逆风”的艰辛的时期吗?


三浦:向かい風……うーん、どうだろうな。「The Answer」の頃に自分の声と改めて向き合い直すみたいなことがあって、それはそれで大変でしたけど「向かい風」とはまた違うかな。後ろ向きな気持ちになっていた時期は正直あまりないです。常に「その状況を楽しもう」と思いながらやってきました。

三浦:迎面逆风……嗯,怎么说呢。《The Answer》的时候有过想要重新面对自己的声音的事,那件事很辛苦,但是和“逆风”还是有些不一样的。心情变得消极的时期,说实话几乎没有。经常是以“享受这种状况吧”的心态来做事的。


ーーなるほど。少し角度を変えると、今いろいろなアーティストの方が「時代が三浦大知に追いついた」みたいな話をされているじゃないですか。先日の武道館のライブでの宇多丸さんの「正義は勝つ」という発言も印象的だったんですけど、おそらく皆さんそれぞれの立場で、三浦さんがハイレベルなことをやっているにもかかわらずなかなか報われないというような状況にやきもきされていたんだと思うんですよね。そんな中でご本人はどのように感じていたのかなと。

——原来如此。稍微变化一下角度,现在很多艺人不是说“时代在追赶三浦大知”这样的话嘛。前几天在武道馆的演唱会当中宇多丸桑的“正义必胜”这样的发言也让人印象深刻,恐怕大家站在各种各样的立场上,对尽管三浦桑做着高水平的事情却得不到什么回报的这种状况而感到焦虑不安吧。在这当中您本人有着怎样的感想呢?


三浦:僕としては、そもそも「報われない」と思ったことがないんですよね。小さな積み重ねだったかもしれないけど、「ずっと上がってきている」っていう感覚なんですよ。ライブに関しても、東京で小さいところでやって、大阪でもできるようになった、名古屋にも行けるようになった、会場も大きくなってきた、こんなところにも呼んでもらえるようになった、って先に進んでいる実感があったので……だから、「報われない」とか「伝わらない」とかそういう感情はあまりなかったですね。

三浦:对于我来说,原本就没觉得“没有得到回报”。尽管也许是一点一点小小的积累,但是我感觉到了“一直是向上走的”。要是说到演唱会的话,先是在东京的小场所举办,变得可以去大阪举办了,变得可以去名古屋举办了,会场变大了,变得可以被叫到这个地方演出了,这样确实地感觉到是在一点一点地向前进……所以我基本上从未有过像是“得不到回报”、“心意没有传达到”这样的感情。


「三浦大知という遊び場で楽しんでもらえたら」

“希望大家能够在名为‘三浦大知’的游乐园里享受”


ーー三浦さんはご自身の作品や活動について話される際に、「三浦大知」ではなく「三浦大知チーム」という表現をよく使われますよね。そういう言葉を使うアーティストは必ずしも多くはないと思いますが。

——三浦桑在谈到有关自己的作品和活动的时候,不是说“三浦大知”而是经常会使用到“三浦大知团队”这个表现形式。我想使用这种表现形式的艺人并不是很多。


三浦:僕自身全部ひとりでやれるタイプではないので、「チーム」とか「プロジェクト」でエンターテインメントを作っているんだなというのはいつも思っていることです。少しずつ活動を積み重ねていく中で、いろんな魅力を持った仲間とだんだん出会っていくんですよね、『ワンピース』じゃないですけど(笑)。そういう人たちとものづくりをしていくのは単純に楽しいですし、「やっぱりこの人がいてくれないとこれは作れないな」ということも思ったりするので、日々刺激を受けながらやっています。

三浦:我本身就不是全部都由一个人来做的类型,因此我一直觉得是由一个“团队”或者“企划项目”来创作一个艺术的过程。在一点一点地积累活动经验的过程中,和各种各样的具有魅力的伙伴们相遇,虽然不是《海贼王》(笑)。我单纯地很享受和这些人们一起创作的过程,也觉得“果然没有这个人的陪伴的话我是创作不出这个的”,因此每天都在接受着各种刺激来做事。


ーーKREVAさんや先ほど名前が挙がった鶴瓶さんもそうですし、チームとしていろいろな人と一緒に活動していることも含めて、三浦さんは自分以外の人と何かをコラボレーションして、そこから影響を受けるということをすごく楽しまれていますよね。

——KREVA桑和之前提名的鹤瓶桑也是如此,也包括作为一个团队和各种各样的人一起活动,三浦桑十分享受在和自己以外的人合作某事,然后从中获得一些影响吧。


三浦:そうですね。

三浦:是的。


ーーその辺は最初におっしゃっていた「気づき」ともつながってきますよね。三浦さんの作るエンターテインメントで人に気づきを与えたい、というのと合わせて、三浦さんご自身もエンターテインメントを作る過程でいろいろな気づきを得ているのかなと。

——这里和最早所说道的“意识”也有所关联吧。想通过三浦桑所创造的艺术而让人们有所意识,和这一点相结合,三浦桑自身也在创作艺术的过程中也获得了一些启示吧。


三浦:「自分も気づいていない三浦大知の魅力」みたいなものを自分以外のアーティストの方に引き出してほしい、という気持ちはありますね。もちろん僕も相手に対してそういう存在でありたいですし、コラボレーションに関しては「三浦大知という遊び場で楽しんでもらえたらいいな」というふうに思いながらやっています。

三浦:希望由自己以外的其他艺人们找出我“自己也没注意到的三浦大知的魅力”这样的东西吧,有这样的心情。当然了,我也想成为对方的这样的存在,关于合作的话我会想着“希望你能够在名为‘三浦大知’的游乐园里享受”这样来进行。


「日本語の音楽がもっと世界で聴かれるといいなと思っているんです」

“我一直想,要是日语的音乐能够更多地被世界所听到就好了”



ーー「三浦大知の今後」というテーマを話す場合、最近は「グラミー賞」という言葉が出てくる頻度が非常に高いですよね。あまり遠い未来の目標は立てないというような話もありましたが、三浦さんとしてはグラミー賞に対して現時点でどういうことを考えていますか?

——那么以“三浦大知的今后”为主题来谈谈吧,最近“格莱美奖”这个词出现的频率非常的高呢。尽管你说过不会定过于遥远的未来的目标,那么就说说现在这个节点,三浦桑对于格莱美奖是怎么想的呢?


三浦:「グラミー賞を狙っている」ということ自体は嘘ではないですし、チームとして狙えるものはしっかり狙っていきたいという気持ちはあります。ただ、僕としては、「海外で普通に三浦大知の音楽が認知されている、新曲が出たら自然と世界中の音楽好きの人たちの話題になる」というような状況になったらいいなという思いが先にあって、「そうなっていたら自然とグラミー賞をとるような存在になっているだろうな」という順番なんですよね。

三浦:“瞄准了格莱美奖”这句话本身就不是瞎说的,我的心情就是想要将作为一个团队能够实现的目标好好地实现。但是,作为我自己来说,“在海外三浦大知的音乐被人认知,一出新曲自然而然地就成为世界上的音乐爱好者的话题”要是能够实现这样的状况的话就好了,这是我的目标,“这样的话,自然就成为了和获得了格莱美奖一样的存在了吧”是这样的实现顺序。


ーー「グラミー賞をとる」というよりは、「日本以外の場所でちゃんと三浦大知の存在が認識されている」という方に主眼があるわけですね。

——那么说相比较于“获得格莱美奖”,“在日本以外的地方人们能够很好地认识到三浦大知的存在”是更为主要的目标咯。


三浦:僕はすごく日本語が好きで、日本語の音楽がもっと世界で聴かれるといいなと思っているんです。三浦大知としてそういう流れを作れれば最高ですし、それができればグラミー賞というものがついてきてもおかしくないのかなと。あとは僕が起点じゃなかったとしても「日本の音楽は面白い」みたいなことが世界に伝わったらいいなと思っていて、その中に三浦大知の音楽も位置づけられていたら嬉しいですね。

三浦:我非常喜欢日语,我想要是日语的音乐能更多地让世界上的人们听到的话就好了。作为三浦大知,要是能够将它实现的话就最棒了,若是实现了这个目标,那么获得格莱美奖的话也就不奇怪了吧。还有就是,就算我不是这件事起点,我想要是能够将“日本的音乐很有趣”这件事传递给世界的话就好了,在这当中三浦大知的音乐也能被给予一定位置的话我会非常开心的。


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